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2022

【選手ブログリレー】No.14 れいや「ハクナ・マタタ」


DFとしての総合力がめっちゃ高いのに、

試合でよく視野が桜木ビジョンになってしまう日髙くんからバトンを受け取ってしまいました。

たぶん僕しか見えていなかった模様です。



何を書こうかと2周目の皆のブログを読み返しましたが、

みんなド真面目だな〜と思い返しました。まあそれがPHOENIXの良いところの一つなんですが。

1周目で僕は、昔のセリエAの選手にPHOENIXの選手を例えてみました。

https://phoenixsince2018.com/blog/detail/id/20756

温度感が1人だけ違いすぎて猛省です。。。


そんな中で、今回何を書こうかと考え抜いた末、

「キリマンジャロから学んだこと」について書こうと思います!


「??」ってなった人は、ぜひ読んでくれると嬉しいです。

そうでない人は、、、やはり読んでください。




PHOENIXには本物の登山家であるM.YAZAWAがいますが、

実は僕も2019年の夏にタンザニアにあるキリマンジャロに登ってきました。


元々海外に旅に行くことが好きで、2019年の夏は何やろっかな〜と思っていたタイミングで、

なぜか「アフリカ行っといた方が良くね?」と思うようになりました。

「確かに!」ということでアフリカのどこに行こうかと考えた末、

わずかながらにピラミッドよりもスフィンクスよりも、キリマンジャロが勝利しました。

「素人が登れる世界で最も高い山」と聞いて、「それは人生で1回は登っといた方が良いだろ」という感じです。


タンザニアには、キリマンジャロ国際空港という立派な国際空港があるので、

ドーハ経由で向かいました。片道15時間くらいですかね。


到着すると絶妙な雰囲気の駐車場や、空港からの道はもうアフリカ感満載でした。


市内でコンディション調整をした後、翌日から5,895mの登頂にチャレンジすることになります。

山の中で5泊6日の長い旅です。


1日目は1,800m付近からスタート。

序盤は暑くもなく寒くもなく、森のような山道を前進していきます。

ガイド1人、シェフ1人、ポーター3人、自分のフォーメーションで進んでいきます。

当然自分以外全員タンザニア人。みんな歌いながらルンルン状態で進んでいきます。


途中で太ったオジサンが話しかけてきました。

マンUのユニフォームを着ており、「マンU好きなんか?」って聞いたら、

テンション爆上がりで歩いていきました。山頂で彼の姿を見ることはありませんでしたが。。。


最初のキャンプ地は標高2,835m。この頃はまだまだ余裕です。


ただ、余裕じゃんと言って、めっちゃ話し込みながら速いペースで進んでいた人が、

翌日に上の方からタンカで運ばれながら下山していく人も何人もいました。

今余裕だと思って油断していると、あとで痛い目に会う。サッカーと同じですね。

徐々に道も険しくなり、緑の無い世界に突入していきます。


だんだん自分も頭痛の症状が出てきました。

"I have a headache!!"って訴えると、ガイドが"OK"とドヤ顔で言ってきました。

そしてピンク色の怪しい錠剤を渡され、それを飲むとすぐ頭痛が無くなりました。

時効ですが、絶対怪しい成分入ってました。


標高が上がってくると濃霧になり、

気が付けば気温もマイナス10℃くらいになっていました。

怪しい錠剤と、標高4,000mくらいでもテント道具とかを担ぎながらヘラヘラしているポーターたちの助けもあり、

なんとか最終アタック地まで行くことができました。


最終アタックは山頂で日の出を見るために仮眠をとって、深夜12時にキックオフしました。

気温はマイナス20℃くらいで風はビュンビュンです。

夜中なのでヘッドライトが照らす前3mくらいしか見えません。


3時間くらい歩いたところで、身体に限界が来て、ほぼ動けない状態になりました。

手足の指の感覚がなく、指先からよくわからない震えが肩や足の付け根くらいまで来て、

リアルに進もうとしても30cmくらいしか進めない状態です。

降りようとしても5,000mくらいあるし笑、ビビりました。


そんな状態で支えてくれたのは、4日間ずっと行動を共にしてマブダチっぽくなっていた、

ガイドやポーターの皆でした。

ガイドの人は、キリマンジャロに登るのが好きすぎて、奥さんと離婚した経歴を持つ猛者でした。

年間20回くらいキリマンジャロに登っているそうです。

さすがに現地人の彼らもしんどそうでしたが、みんなで乗り切ることが出来ました。

サッカーでも仲間の励ましの声は苦しい時間帯に超重要ですね。


そんなこんなで、めちゃめちゃしんどかったですが、遂に登頂することができました。


登頂するとさすがの絶景で、まあ年間20回登るのもギリギリ理解できないことは無いかなくらいでした。

下山は、タンザニア人たちの驚異的なスピードに翻弄され、下山中にも頭痛になり、また怪しいクスリを渡されました。




気が付けば、山の話しかしてません。。。ごめんなさい。

ただ、キリマンジャロ登頂を通して以下のことを学ぶことができました。


1. 高いところに行くためには、一度下がることも大切

サッカーのゲームには必ず「波」があります。

キリマンジャロを登頂する時に一度下山して身体を順応しなければいけないように、

押し込まれている時は、流れが良くなるまでジタバタせずに耐え忍ぶことも重要だと学びました。

結果的にそれが勝利に繋がるものだと思います。


2. 登った先にしか見えない景色がある

「高ければ高い壁の方が登った時気持ちいいもんな」

そういうことです。

キリマンジャロで空気が薄くても死にそうな中でも、

そこから見えた星空は、高田馬場から見えるそれとは比べ物にならないクオリティでした。

まあ高田馬場が良くない可能性が高いですが、

しんどくても雲より上から見える景色は、下から見上げた景色とは全然異なるものですね。


PHOENIXは2018年に一番下のカテゴリである東京都4部リーグからスタートしました。

険しい壁ではありますが、1歩ずつチーム一丸で進んでいきたいです。


3. ハクナ・マタタ

ライオンキングで聞いたことのある言葉の響きだと思いますが、

これはタンザニアで話されているスワヒリ語です。意味は「心配ないさ」です。

ポーターたちに登る過程で何回も言われました。ニヤニヤしながら。

でもずっと「ハクナ・マタタ」って言われ続けると、自然と「ハクナ・マタタ」状態になります。

そういうことです。


社会人リーグを闘っていれば、怪我をすることもあれば、仕事との両立に苦しむこともあります。

でも「ハクナ・マタタ」です。継続していればきっと結果はついてくると僕は信じています。


サッカーチームのブログなのにほぼ山の話で失礼しました。。。

次回は自然災害と闘うファイヤーマンの武本さんに繋ごうと思います。


読了ありがとうございました!



コメント
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内容


マウリツィオ・ガンツ
2022-07-29 22:00:39

ハクナ・マタタ
FCキリマンジャロ
2022-06-01 19:54:24

登頂前のしんどさが伝わってきて、吐きそうになりましたが、「吐くな。まだだ。」ですよね。
貴重な体験の話、励みになりました!